小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。

　同店は、小田原駅前・錦通りにあるイタリアン料理店です。代表は、東京や横浜でのイタリアン料理店での修行の後、イタリアのローマに本店がある東京店舗の料理長を勤めた後、地元小田原での独立開業に至りました。
　自家製パンの小売、ランチ＆カフェ、ディナーの三形態で営業しており、パンの小売やランチ＆カフェの主要顧客層は買い物帰りの女性が多く、ディナーは、経営者層やアダルト＆シニア世代が主要顧客です。「若い頃の懐かしい贅沢料理を五感で楽しむ」をストアコンセプトとして、ターゲット層から支持を得ています。
　提供する料理は、素材の良さをどれだけ引き出せるかを最も重視しており、奇をてらわない伝統的なイタリアンです。新鮮な魚介類を老舗海産問屋から仕入れていることに加えて、野菜は山梨県の契約農家から、肉は箱根山麓豚を使用するなど、素材にこだわりをもっています。ワインは定番のものや昔に流行ったものを中心に取り揃えています。パンの材料である小麦は、ヨーロッパ産小麦を使用しており、総菜パンも生地を引き立たせるトッピングとなるレシピです。料理には味覚で「懐かしさ」を感じていただけるような隠し味を施すなど、コンセプトに沿ったメニューが魅力です。
　店内はイタリアの住宅街地にある古民家をイメージされています。代表ご自身も店舗内装工事に携わっており、本物に近いレンガやタイルなど見どころが多くあります。カウンター材は小田原城址公園の伐採樹木による大きな一枚板を使用しており、高級感を感じられます。また、調度品や飾り物、絵画は代表が趣味で収集したヨーロッパの骨董品であり、イタリアン料理を楽しむにふさわしい雰囲気作りがなされています。モザイクタイルなどイタリアに由来する珍しい装飾について、来店客から尋ねられることも多く、食事の合間に説明をするなど、よりイタリアを楽しめるように接客しているお店です。