小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。

　同店は、おだわら市民交流センターＵＭＥＣＯ内に入居する飲食店で、「サラリーマンの帰宅前の居酒屋」をコンセプトに営業しています。主要顧客は、平日は小田原駅を利用するサラリーマンがリピーターとして来店しており、土日祝日はインバウンドを含めた観光客が多く来店しています。また、同店では常連の顧客が多い事から、個別に好みを把握しコミュニケーションを向上させ、地域に親しまれる店舗を目指しています。
　ランチタイムは定食を、夜の時間帯は一品料理を提供しています。一般料理の価格帯は500～1,000円ほどで、酒類のオーダーをしても気軽に食事ができる価格帯です。メニュー数は豊富で、特に魚料理については「煮・焼き・揚げ」といった調理方法を自由にオーダーができるなど、来店客からの多様な要望に応えています。仕入は料理長自身が行い、小田原の地魚や地場産の野菜を極力仕入れる方針で、農家や漁師から直接仕入れることも行っています。
　店内は昭和の大衆居酒屋をイメージした、席数60席ほどの活気を感じさせる内装です。懐かしさを覚える調度品やディスプレイは、オーナーのコレクションの中から定期的に変更しており、リピーターの来店客も楽しめるように工夫されています。また、店内照明の裸白熱球は、夜に店外から覗くと店内の様子に温かみと賑わいを感じさせ、「昭和の情緒」の見せ方が秀逸です。
　接客は、活気のある接客を心掛けており、親しみの持てる対応です。また、インバウンド来店客向けに英語メニューを用意しており、従業員も積極的にコミュニケーションを取っています。また、従業員が本日のオススメ料理を料理長から確認し、それをメモにまとめて他の従業員と情報共有をするなど、一丸となって接客時の品質向上に取り組んでいるお店です。