小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。


創業連載

地域に根差す
“コミュニティーカフェ”を目指して


仙石原茶屋・佐藤有里子さんの挑戦
 
 

 箱根・仙石原の穏やかな風景の中に佇む「仙石原茶屋」。観光地でありながら、地域の日常にも寄り添う“コミュニティーカフェ”として親しまれています。代表を務める佐藤有里子さんは、順天堂大学卒業という経歴を持ち、これまで多彩な経験を重ねてきました。

 高校時代にはチアリーディングで全国優勝を経験。大学では駅伝の応援やトライアスロンに取り組むなど、常に挑戦を続けてきました。新卒でブライダル業界に入り、ウェディングプランナーとして勤務。その後、ホットヨガスタジオのインストラクターとして都内で活動し、フリーランスとして独立します。さらに中学校で体育教員を2年間務めるなど、人と向き合い、誰かを支える仕事に一貫して携わってきました。

 カフェ開業のきっかけは、知人がパン屋を開く予定だった物件との出会いでした。ご縁を感じた佐藤さんは挑戦を決意。現在はお姉さまとお母さまの3人で店舗を運営しています。木のぬくもりを感じる店内には、自然と会話が生まれる席を設け、観光客と地元の方が心地よく交わる空間づくりを大切にしています。客層は観光客と地元の方がほぼ5対5。11月には月間約3,600人、秋シーズンには約18,000人が来店するなど、多くの人に利用されています。

 創業にあたっては、商工会議所の伴走支援を受けました。創業計画書の作成では、ターゲットやメニュー構成、価格設定、箱根特有の閑散期を見据えた年間売上見込みなど、数字面を丁寧に検討。日本政策金融公庫の創業融資では、橋渡しや面談への同席などの支援を受け、事業の骨組みを固めました。また、「特定創業支援等事業」の認定を受け、「箱根町新規創業促進補助金」も活用。当所の経営指導員の迅速で丁寧な対応は、大きな支えになったといいます。創業後も補助金の活用や人手不足、新たな事業展開について継続的に相談を重ねています。

 今後はキッチンカーでの出店や祭りへの参加など、新たな挑戦も視野に入れています。畑宿に誕生したカフェ「紬」も、仙石原茶屋の存在が一つのきっかけになったそうです。地域活性化の輪を広げながら、「仙石原を代表するお店」へ。観光と地元を結ぶ温かな場づくりは、これからも続いていきます。

【お問い合わせ】
仙石原茶屋

箱根町仙石原1246−122
電  話:0460-83-8692
営業時間:11:00~17:30
     (L.O 17:00)
※詳細はSNSをご確認ください。
     
【ホームページ】
【Instagram】
入会のご案内

意見・要望活動

意見・要望活動

ページの先頭へ