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創業連載

障害を乗り越え、
夢だった自分の治療院を開業


はりきゅうマッサージ てあての家 阿部梨絵さんの挑戦
 
 

施術をする代表の阿部梨絵氏

 「はりきゅうマッサージ てあての家」を営む阿部梨絵さん。

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の3つの国家資格を持ち、一人ひとりの身体や心の悩みに寄り添った施術を行っています。
7月1日に正式オープンを迎え、長年思い描いてきた自分の治療院という夢を実現しました。

 

 阿部さんの人生に大きな転機が訪れたのは18歳のときです。緑内障が発覚し、視覚障害を抱えることになりました。その後、盲学校で3年間あん摩マッサージについて学び、技術を身につけていく中で「いつかは自分のお店を持ちたい」という夢を抱くようになったといいます。
 
 卒業後は横浜市内の訪問マッサージやデイサービスを運営する会社に障害者雇用として6年間勤務。デイサービス内でのマッサージや機能訓練指導員として利用者の身体に寄り添いながら経験を積みました。さらに施術の幅を広げるため鍼灸学校へ進学。3年間学び、今年3月に卒業しました。

 現在は、あん摩マッサージ指圧師に加え、はり師、きゅう師の資格も取得し、これまで培った経験と技術を生かした施術を提供しています。
 5月18日に開業届を提出してからは、知人を中心にプレオープンを行い、7月1日に正式オープンしました。「できるだけ痛みがなく、心地よい治療」を大切にし、身体の不調を和らげるだけでなく、心身ともにリラックスできる場所を目指しています。阿部さんは鍼灸を通じて、身体だけではなく心に悩みを抱える方にも寄り添い、「少しでも気持ちを楽にしてあげたい」と話します。
 
 創業にあたっては、市役所からの紹介をきっかけに当所へ相談いただきました。起業に関する知識がほとんどない状態から、開業に必要な手続きや事業内容について一つひとつ相談。リーガルチェックをはじめ、日本政策金融公庫からの融資を受ける際にも支援を活用し、開業に向けた準備を進めてきました。今後も経営相談や確定申告、税務に関する相談など、当所と連携しながら一つひとつ取り組み、地域に根差した事業として育てていきたいと話します。
 
 現在は身近な方からの利用が中心のため、今後の課題は新規顧客の獲得です。InstagramやLINEを活用した情報発信にも力を入れながら、少しずつ地域での認知度を高めていきたいと考えています。また、仕事だけでなく子育てとのバランスも大切にしながら、無理なく地道に事業を育てていくことを目指しています。
 
 視覚障害と向き合いながら、長年抱いてきた夢を一歩ずつ形にしてきた阿部さん。「身体だけでなく、心が疲れている方にも楽になってもらえる場所にしたい」。
自身の経験を強みに変え、一人ひとりに〝てあて〞を届ける阿部さんの新たな挑戦が始まっています。

【お問い合わせ】
はりきゅうマッサージ
てあての家
小田原市中里191-2 滝川荘C-102号室
電 話:080-7137-6586
メール:teatenoie.06@gmail.com

※完全予約制のため、ご予約は
公式LINEアカウント、またはお電話でお問合せください。
施術中は、お電話に出られない場合がございます。
ご不便をおかけしますが、ご理解いただけますと幸いです。

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