小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。

　年末年始に向けてコロナの状況が心配です。一日も早くワクチンが出回り、安心して普段の生活ができるようになることを望むばかりです。
　ただ、ワクチンで全ての問題が解消されるわけでないでしょう。このコロナで図らずも明らかになったこれまでの商売のあり方や仕事の仕方の脆弱なところを知り、学んだことを活かして、コロナからの回復とWITH＆POSTコロナの時代の知恵を出していかなければならないでしょう。
　そのためには、まずは、手元資金をできるだけ蓄えて、今を凌ぎながら、次の手を考え打てるところから実行すること。それができるかどうか？やるかどうか？が来春以降の自社の明暗を分けそうです。自戒を込めてそう思います。

　さて、いずれにしても健康第一です。コロナに罹らない、うつさないということを念頭に行動することが肝心なことは言うまでもないことです。
　おせっかいを承知でここでひとつ質問です。もし万が一、ご自身が感染してしまったら、同居のご家族が感染してしまったら、あるいは、自社の社員さんが陽性になったら、どうするか具体的なアクションプランはできていますでしょうか？
　感染が判明し症状が重ければ、入院ということになりますが、無症状や軽症の場合は、まずは、自宅で療養を求められることになり、例えば個室が確保できないという状況で家庭内療養が無理な場合は、県が用意する施設で隔離療養ということになります。よくご家族で話し合って、万が一の時、誰がどうするかを決めておいてください。平時にシミュレーションをして、予め行動計画を決め、できれば訓練もしておく、まさに、防災計画、避難訓練と同じです。会社で言えば、コロナ用のBCPを用意しておくということかと思います。起こってしまってからのパニック状態において、冷静に考え正しく判断することは至難の技ですから。
　いよいよ、これから年末年始の繁忙時。何かとモノもヒトも動く、いや動かしたい時節です。よりいっそうの緊張感とできる限りの準備を以て、コトにあたりたいと思います。
　笑顔で新年を迎えられますように…。