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箱根甘酒茶屋

箱根町畑宿二子山395‐28 ☎0460‐83‐6418 【営業時間】7時00分~17時30分※年中無休

 同店は、箱根旧街道の畑宿に所在する飲食店です。江戸時代初期、東海道が開設され「箱根越え」の難所であった当地で創業しました。現代表は13代目であり、当時と変わらない、旅道中のひと時の休息ができるお店です。
来店客の90%は観光客です。「旅人に休み無し」とのことで、朝7時の開店時から、多くの観光客が訪れています。江戸時代当時の同店に来店したかと錯覚できる店舗であり、飲食店のカテゴリーではない体験施設とも言えます。
同店の看板商品である「甘酒」は、箱根峠を登り切った疲れを癒す栄養補給としての効果があり、江戸時代から伝わるレシピで造られています。砂糖は使用せず、少量の食塩を加えることで麹の甘さを引き立たせています。コロナ禍の外出自粛により、ファンから「来店しないと味わえなかった甘酒を楽しみたい」との声があり、現在では「甘酒の素」も販売されています。その他、物産土産物品も店内には並んでいます。
また、夏季に提供しているかき氷は、各種シロップがメニューに並んでいますが、特に自家製トッピング(紫蘇、梅、抹茶、あずき、つぶつぶイチゴ)が人気です。
店舗は江戸時代の古民家の作りを再現しており、藁ぶき屋根が特徴的です。屋外の明るさとは一転した店内は、日本家屋特有の涼しげな暗量であり、光量に慣れると電球の温かみが感じられ、店内を見渡すことができる光の演出がなされています。
江戸時代の茶屋を再現するため、店内には空調設備が設置されていません。夏場は店内に吹き込む風を感じ、また、冬は飲食の温かさや炉端の熱を感じることができます。
エクステリアには来店客が自由にくつろげるエリアがあります。建物縁側や長椅子、ベンチなどに座って、店外の豊かな自然を楽しめます。
江戸時代当時の営業スタイルを想起させる接客であり、現金決済のみとしている点や、来店客の芳名帳への記入、「道中安全」札の配布など、江戸時代の街道茶屋における接客コミュニケーションが現在も行われています。
 

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