小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。

　同店は、箱根湯本三枚橋をこえた住宅街に所在するパン製造小売店です。
東京都内の地元密着型パン小売店で修業した後、開業に至りました。

　来店客の多くは箱根町・小田原市の住民で90％近くがリピーターとなっており、「地元のパン屋さん」として地域で親しまれています。ストアコンセプトとして「パン食だけでもおなかいっぱいに」をテーマにしており、ボリュームのある「日々の食事に溶け込んだパン」を提供しています。
　箱根町役場に定期的に出張販売を行っているほか、箱根エリアの複数の宿泊施設へ食パンを卸しており、味に関して高い評価を得ています。 

　商品は、1日２００食超が販売されており、焼き立てパンを提供しています。
５種類の生地をパン種によって使い分け、食パンを含めて20～25種類の
総菜パンや菓子パンを製造しています。小麦は国産と外国産を独自にブレンドして、味が良く、低価格で提供できるように工夫しています。それらのパンの製造風景や商品写真は同店のインストグラムからも見ることができます。
 
　代表の須藤氏は非常に快活な方で、来店客との会話にも心を配っており、その人柄も再来店の理由となっています。 

　店舗については、売場・厨房ともに明るく清潔で、スペースの４分の３を厨房が占めています。
これは、パン作り体験教室を開催できる広さのスペースを考慮して設計されており、
近隣小中学校の長期休暇時には店内厨房でパン教室を開催し、パン作りの楽しさだけでなく
食育の視点から「食の大切さ」を地域の子どもたちに伝えています。
売り場からは大きな窓越しに厨房の様子を覗くことができ、来店客が「作り手の顔が見える」様に工夫されています。 

　また、売り場には商品だけでなく商品陳列に加えて、ジオラマ等の装飾小物も飾られており、「来て、見て、楽しい」パン屋さんとなっています。