小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。


お知らせ

令和5年度 第2回気候変動アワード 結果発表

 当商工会議所では、小田原箱根地域で気候変動の緩和や環境保全に関する取組に関して顕著な功績のあった企業及び団体を表彰することにより、市民、事業者等の気候変動に対する意識の向上と環境配慮活動のさらなる普及促進を図ることを目的とした顕彰事業「気候変動アワード」を実施いたしました。


2023年6月から7月の2カ月で募集を行い、多くの事業所様よりご応募を頂きました。
誠にありがとうございました。
ご応募頂いた内容を選考委員会にて、「取組内容が持続的かつ発展性があること」、「業種や業務内容を問わず行える取組であること」等の観点から選考を行い、大賞1社、特別賞3社を選出いたしました。

以下で結果発表及び、取組内容のご紹介をいたします。
なお、ご応募頂いた内容で掲載しております。

※敬称略

大賞

特別賞

取組内容のご紹介

相原興業 株式会社

  • 取組の内容

「環境配慮型ガソリンスタンドへの展開」
【問題提起】セルフスタンドでガソリンを給油する際に、キャップを開けると“シュッ”と音が鳴った経験ございませんか?
これはタンク内のガソリンが気化して大気に放出される音なのです。環境省ではこれを呼吸ロスと呼び、大気汚染のひとつとして環境問題に挙げられております。
【取り組みの方法と実施体制】
当社のガソリンスタンドでは、大気環境配慮型認定の計量機を配置し、ガソリンベーパー(蒸気)を回収する仕組みを整えました。
これにより、給油時のベーパーを大気に放出せずノズル内に戻すことが可能となりました。
 
  • 取組の効果
     
・小田原市内3ケ所、平塚市1ケ所のガソリンスタンドにベーパー回収型計量機を設置(小田原箱根の全ガソリンスタンドでは当社のみ設置)
・環境省より「大気環境配慮型SS認定e-AS(イーアス)マーク」取得
・ベーパーは0.15%回収(小田原SS年間販売量6,500KLに対し9,750Lに相当します。)
・給油ベーパーの排出をカットすることで経済性にも優れ、無駄がありません。
・給油時に発生する匂いも抑制し、近隣地域にもクリーンな空気をお届けします。
・揮発するガソリンも回収し安全性も向上します。
・この他にも、タンクローリー荷下ろしの際、通気管から大気に押し出されるベーパーを回収し地下タンク内に戻す取り組みも行っております。
このように、温室効果ガスを排出する車の燃料を販売する当社としては、カーボンオフセットに努め気候変動に影響しない様取り組んでいきます。

有限会社 新玉製作所

  • 取組の内容

1.会社内の照明関係をLEDにすべて交換しました。

2.物体の温度差により電力が生じるジェーベック効果を利用した、温度差発電製品の製造を行っております。

3.工業排熱を利用した発電が可能になる製品の製造を請け負っております。
 
  • 取組の効果
     
1.電気料金が削減出来ております。

2.温度差発電製品は熱源と冷却源が用意出来れば繰り返し使用できる電源なので、乾電池の様な使い捨てでは無い為環境に配慮した電源普及の一助になります。

3.発電用の熱源が排熱であるため発電の為に新規で燃焼を行う必要がなく、燃焼の際のCO2排出量削減等環境負荷を下げる事が可能になります。
 

ウェディングエキスパーツ 株式会社

  • 取組の内容

業務用エアコンを7月と1月の年2回のクリーニングを行う。(フィルターにほこりが溜まると、エアコンの能力が落ち、余計な電力を消費してしまいます。節電効果を測る)及び 7月、8月は平日のみ営業時間短縮(サマータイムを導入)し平日の営業終了時間を18時→17時に変更。従業員の出勤時間を9時→8時、退社時間を17時にし、朝の涼しいうちに少しでも事務処理を行い仕事効率を上げるとともに、暑い昼間のエアコン時間を1日1時間遅らせる。月30時間のエアコン開始時間を遅らせることで節約及び温暖化環境対策となる。
 
  • 取組の効果
     
エアコンをつけないのは仕事の生産性が落ちるので、省エネになる方法(クリーニング)で電気代を抑える。また、サマータイム導入は従業員が早く家に帰れるということで家族サービスができる。
 

株式会社 小田原魚市場

  • 取組の内容

創業以来、地元の水産物流通拠点として小田原沿岸の鮮魚を中心に、地元への安定的な水産物の供給を続けてきた魚市場は、漁業者と買受人、そして消費者を含めた三方へ満足を届ける役割を果たして参りました。 近年急速に進む温暖化などの環境変動により海洋の受ける影響が、直接的に魚市場の業績に響いてくる中で、我々は早急な対応が求められていると認識しております。将来的に持続可能な社会の実現と小田原の水産業界が存続していくために我々は今、次の施策を行っております。

① 小田原の漁業の中核をなす「定置網漁」を、魚市場の主要水産物として取り扱うことで、持続可能な環境の保全に努めております。

② ①の取り組みと平行して釣船の来港と水揚げを促進し、地域経済の活性化を図ります。

③ 未利用魚や廃棄物の削減とアップサイクルに加え、持続可能な水産物の供給と利用する発泡スチロールの再利用とリサイクルの促進を行っております。

④ 小田原産水産資源の持つ持続可能性と魅力の啓発を含め、水揚げ内容の変化やその評価を記録、ブログ等で発信しております。
 
  • 取組の効果

① 相模湾に多数設置されている定置網漁業を、魚の入網を待つ消極的且つ獲り過ぎない漁業として評価し、魚市場での主要取り扱い水産物として集荷し、その種類と量で多くの買受人の支持を集めております。近年は温暖化の影響により水揚げされる魚種やその量に変化が見られる中で、集荷する定置網の範囲を江ノ島(相模湾)から伊豆半島沿岸(相模灘)に拡大し、効果的に顧客の要望に応えることに成功しております。地魚の魅力は、県西を中心として多くの消費者に支持されており、魚市場の特徴である競り売りによって、わずか数十分で数トンもの漁獲を円滑に販売する省力的な営業を日々行うことができています。

②取り扱う小田原産地魚の増量は、魚市場活性化の最重要事項であり、その地産地消の有意義性から見ても多くの消費者にとって最も期待されています。釣船の水揚げは不安定化した定置網の水揚げの補充だけでなく、水揚げされる魚種が定置網と異なることが多く、即効的に新規の需要を開拓でき、地元への食料の供給と相場を安定化させることができます。相場の安定化は漁業者の満足にもつながり、次の供給の増加を招きます。さらに供給の安定化は買受人や消費者を満足させ、さらなる需要を喚起し、漁業者や買受人の経済的安定と業務拡大など直接的に地域経済の活性化を後押しします。このプラスのスパイラルにより、魚市場は持続可能な発展ができております。

③水揚げの増加は、未利用魚や廃棄物の増加と表裏一体です。魚市場はまずできることとして、未利用の水産物を資源として魚粉、魚油への再利用を促進し、また漁業者への意識の強化を行いながら、他の産業や製品に転用することで廃棄物を最小限に抑えます。 また販売に用いられた発泡スチロールの回収を促進し、マイクロプラスチックの海洋放出による海洋汚染を防止し、市場内にリサイクル施設を設けた上で再利用可能な状態に戻し、業者に販売しております。

④魚市場への新規取引の問い合わせを始めとし、質問や営業など年に多数のメールを頂く中で、現在は全国的にも珍しい魚「タイワンイカナゴ」が小田原の沿岸で特異的に獲れているとして大学の研究室と協力し、全国的に資源の減少が言われているイカナゴ類の資源維持や回復、さらには地域の環境保全や生態系の保護と言った様々な研究のお手伝いを行っております。
 

小田原衛生グループ

  • 取組の内容

1.iPad導入によるペーパーレス化推進
2.社内の自動販売機を、小田原市と連携したSDGsラッピングに変更し、売上の一部を小田原市の環境事業へ寄付
3.社有車をEVに変更した。充電には再エネルギーを使用している。
 
  • 取組の効果
     
1.コピー用紙5万枚、CO2は 274kg削減
2.社内SDGs認知度が向上、寄付額は令和4年度で¥39,259-
3.現在9台使用している。
 

小田原ガス 株式会社

  • 取組の内容

・社内フードドライブを実施
・業務システムを更新し帳票類のデータによる管理を推進
・電気自動車カーシェアリングの利用促進
・太陽光発電システムによる再生可能エネルギーの利用促進
 
  • 取組の効果

・社員の各家庭の使いきれない食品をフードバンクに寄贈し、フードロスに貢献した。
・帳票のデータ化により社内で消費される紙資源が削減された。
・電気自動車カーシェアリングの利用により社用車のガソリン使用量が削減された。
・太陽光発電システム導入により商用電源の購入量が削減された。

 

おだわら共生会 合同会社

  • 取組の内容

温暖化防止対策の観点で養殖しているコンブの保存方法を改善の為に変更した一連の乾燥業務を事業化。
 
温暖化防止対策の観点でコンブの養殖を行い「コンブの利活用を通して、地球温暖化や環境保全の必要性をPRし、コンブ養殖を広める活動を行っている」幸海ヒーローズさんの養殖コンブの保管方法は水揚げ後の生のコンブをパッキングし冷凍倉庫にて保管をしていた。
2023年3月より、弊社との水福連携の取り組みを開始。
 
冷凍倉庫の稼働を減らすべく、冷凍保管コンブをしもそがWORKSにて解凍、コンブに付いた汚れを落とし、天日干しを行う。
完全に乾燥をさせて保管をする業務を弊社の就労継続支援B型施設にて行うことにより低価格で「地球温暖化防止の為のコンブ」を流通させる事に貢献。
 
下記:幸海ヒーローズの活動内容
 
日本の海洋環境問題に対処すべく活動しており、特に海洋生態系の深刻な悪化を象徴する『磯焼け』現象に着目しています。海藻が姿を消すこの問題に対して、2016年春に発行された国立研究開発法人水産研究・教育機構(FRA)のFRA NEWS Vol.40(2014年12月)で示されたコンブのCO₂吸収量が森林の4~5倍(ha当たり)という驚異的なデータを基に、コンブの養殖活動を推進しています。これによって、沿岸部の環境を改善し、CO₂の削減と酸素の生産に貢献するとともに、地球温暖化対策に寄与することを目指しています。また、幸海ヒーローズの活動は単に『コンブを売ること』に留まらず、環境浄化への貢献を重視し、子供から大人まで一般市民に向けてイベントや出張授業を通じて啓発活動を展開。『食す』だけでなく、コンブの持つ『癒し』の効果を広めるため、銭湯協会と連携して「こんぶ湯」を実施。さらには某大手バスボムメーカーにも原料供給を行い、日本全国77店舗で「こんぶ入りバスボム」を販売。横浜ゆるスポーツ協会との連携を通じて「スポーツ×こんぶ」でのPRを展開しながら、コンブの養殖活動を進めています。
 
  • 取組の効果

2023年3月より、弊社との水福連携の取り組みを開始
冷凍庫稼働を減らすべく、冷凍保存コンブを解凍、天日干しをし、乾燥コンブを完成させて保管をしている。
3-4箱/回、2-3回/週を行い、約320kg/月、冷凍コンブの保管の削減を行っている。
 
コンブを乾燥させる工程を弊社のB型支援施設の作業として低価格で請負うことにより他業種や多面的な利活用に価格を抑えて流通させることができる為、幸海ヒーローズさんの事業拡大が予測される。
更にコンブの養殖量を増やし、また養殖場所(地域)を広げていく「地球温暖化防止の活動」に直接貢献が出来る。
また乾燥コンブの依頼量が増えることによりB型支援施設での仕事が増えることにより地域での通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である方の就労の機会や生産活動等の機会の提供、また、その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練・支援を行う福祉活動にも貢献ができる。
 
SDGs8(働きがいも、経済成長も)、13(気候変動に具体的な対策を)、14(海の豊かさを守ろう)の活動に貢献をしている。

小田原紙器工業 株式会社

  • 取組の内容

 エシカル消費による地産地消の推進
製品パッケージ、商品、商品原材料をグループ内で内製化し、全て地元で製造
①パッケージ…一部地元の木材を使用したエシカル紙を使用
②開成町新工場付近で大豆生産→左記使用での味噌作り→パッケージして商品として販売

取組の効果

1.全て生産を地元で行う事による長距離輸送によるCO2排出を最低限に抑える環境対策
2.地元での雇用促進
3.全て内政化する事による原価抑制による売上向上
 

医療法人患中会 小田原箱根健診クリニック

  • 取組の内容
 
ペットボトルのキャップを回収してリサイクル製品を開発する、株式会社髙部金属(南足柄市)の取り組みに賛同し、スタッフの休憩スペースに回収ボックスを設置。ミナカ小田原管理事務所にも協力を呼びかけ、ミナカ全体でより多くの回収につなげています。
 
  • 取組の効果
     
医療機関として、電力消費を抑えることがなかなか難しい中で、何かできないかと考えました。日頃からごみの分別を徹底している当院では、ペットボトルのキャップの回収であれば、これまでの延長として誰でも取り組むことができると考えました。また、リサイクルにより新しい製品に生まれ変わること、地域の企業と共に取り組めることは、地域への波及効果も期待でき、スタッフのSDGsへの意識向上にも大変良いきっかけになりました。

【特別賞】 株式会社 しいの食品

  • 取組の内容
 
弊社では、神奈川小田原市のSDGsパートナーとして登録し、気候変動取組活動を下記内容にて取り組んでおります。

① 酒盗生産時に排出される廃棄物を「集魚剤/魚の餌」へ再利用
気候変動で漁獲量が少なくなる中、原料使用料を減らし、かつ、ロスの削減に取り組んでいます。ロス削減に取り組む際、出てくる廃棄物を利用し、釣り餌として再利用。

② 公式通販サイトでのラッピング簡素化
環境保全の取組として、公式通販サイトでのラッピング簡素化を実施しています。

③ フードロス削減への取り組み
賞味期限間近の商品の販売をしています。

④ ペットボトルキャップ回収
社内や社員の自宅から出るペットボトルキャップを回収し、リサイクルしています。同時にワクチン費用へも寄付しています。

⑤ 井戸水の活用

⑥ 制服の廃止

⑦ 社内の電気をLED化
一部LED化実施し、来年中には社内全ての電気をLED化予定です。

⑧ 社内での二酸化炭素の排出削減に向けて、社内全体で警鐘を鳴らしております。
社内の二酸化炭素の排出削減に向けて、掲示しながら意識を高めております。
 
  • 取組の効果
     
① 当社主力商品の酒盗生産時に、原材料の廃棄物が排出されており、廃棄物の削減が懸念点とされておりました。
長年食品メーカーとして培ってまいりましたノウハウを活かし、当社独自の製法を創出。廃棄物を液体化及び粉末化したものを集魚剤や釣り餌に使用し、商品化、販売を行い廃棄物削減の貢献をしております。

② ペーパーレス化を目的とし、以前までは包装紙で贈答品をお包みしていましたが、現在では包装紙削減のため、デザイン熨斗のみを使用しております。

③ 賞味期限間近の商品をお買い求めしやすい価格で販売。また、社内販売を実施しフードロス削減へ取り組んでいます。

④ ペットボトルキャップを回収し、地元企業へ提供。地元企業で再利用する会社へ売却し、利益の一部がワクチンを贈る活動に寄付しています。弊社では昨年、70㎏分のペットボトルキャップを提供しました。提供後も継続して、収集しております。

⑤ 本社工場の水は全て井戸水を活用しています。製品の製造はもちろん、社員の飲料水となる給水機も給水源は井戸水となっております。給茶機でろ過して、水または湯、茶が出るようにしています。また、屋上に井戸水を撒き、気温を低下させています。

⑥ 制服を廃止し、自身で涼しい服装、暖かい服装で過ごせるようにしています。また、SDGsの「ジェンダー平等を実現しよう」にも積極的に取り組んでいます。

⑦ 電気をLED化することで、二酸化炭素の排出削減を実現しています。現在は一部のみですが、継続し全部の電気をLED化する予定です。

⑧ 一人一人の意識が重要となる為、掲示をし社内全体で意識を高めることを実現しています。

須賀機械工業 株式会社

  • 取組の内容
 
1.自動車部品を中心としたダイカストマシンの自動化・省力化に欠かせない装置を製造。
(当社の事業内容および主要製品については、補足資料を参照ください。)
2.本社および工場のLED化。3.電力のデマンド管理。4.エアコンプレッサーの吐出圧調整。
 
  • 取組の効果
     
1.当社の製品を使用することにより、ダイカスト製造メーカーの省エネルギー・省コスト化を実現している。
2.本社および工場のLED交換を計画的に実施し、電力使用量を削減した。
3.従業員主導で工場の使用電の監視・調整を実施し、節電意識を醸成しつつ電力使用量を削減している。
4.受注の繁閑に応じてエアコンプレッサーの使用台数の制限や吐出圧の調整をすることにより、電力使用量を削減している。

株式会社 スズアコーヒー店

  • 取組の内容
 
①気候変動は農作物のコーヒーにとって大変重要な問題で、栽培に適した土地がかなり減ると予想される「2050年問題」がある。そこで「トレサビリティが明確」で「サスティナブルな豆」である「スペシャルティコーヒー」の取引量を増やし、卸売り(BtoB)と今年からコーヒースタンド(BtoC)でお客様の好みに合わせたコーヒーを提供している。
②窓をUVガラスに、古いエアコンを省エネ機能が高いものに交換した。
 
  • 取組の効果
     
①コーヒー農園から直輸入した豆を卸している地元レストランが世界的グルメガイド本に掲載され(県西地区唯一)、そのレストランのお客様が弊社にもご来店される。高品質な豆を高価格で取引する事で、コーヒー産地に適正な利潤が生まれ、「環境」「資源」「労働」の問題に貢献し、サスティナブルな未来を美味しさと安心で繋いでいく。
②ブラインドからUVガラスに交換したので、焙煎や製造工程が見え、観光客等に好評になった。
 

有限会社 豊陣

  • 取組の内容
 
1.電気量(基本料金)の低減
2.空調室外機の清掃
3.空調室外機のファンへの散水
4.空調機の更新
5.冷凍冷蔵庫の更新
6.外灯を水銀灯からLEDへ更新(照度センサー付き)
7.照明設備の更新

取組の効果

昨年度、省エネお助け隊の協力を得て、当社の省エネルギーへの診断報告書を受け取りました。
1.電気量、2.空調室外機の清掃、3.空調室外機のファンへの散水
は、すぐにできることなので実施しています。
4.5.冷凍冷蔵庫は不調なものから計画的に更新中です。診断にあたっては補助金を活用したので金銭的負担も少なかった。

南開工業 株式会社

  • 取組の内容
 事業所内の蛍光灯をLEDに交換する事により、省エネによるCO2削減と電気代の削減に取り組んだ。
 
  • 取組の効果

交換台数;217基
各消費電力;①蛍光灯;台数217台 80W 小計;17kw。②LED;XLX450KENPLE9 台数;217台 32W 小計;7kw
削減効果;20,000kwh ⇒式(①-②)×8h/日×250日/年
CO2削減効果;≒9tCO2/年 ⇒式20,000kwh×0.457÷1,000

【特別賞】パナック工業 株式会社

① 開成工場
  • 取組の内容

1. 様々なサイズの原反を入荷するが、これに使用されている包材は加工後異なるサイズになるため廃棄処分
(有価引き取り)となる。生産計画を見ながら再利用可能な物はリユース品として活用してる。
2.省エネ活動の推進①サーキュレーターを用いた温調風の活用により空調機の停止を行った。(現場活動)
②2台の装置で製造している品種を1台に集約することで電力消費量を削減した。(製造設計変更)
③集塵用ブロアの運転タイミング最適化を行った。(生産技術対応)
 
  • 取組の効果

1.包材購入量を削減することができた。
2.電力使用量を削減することができた。
※経済性のための活動から、持続可能な地球環境を守るための活動という考えに従業員の意識が変わってくることで、個人々々が家庭や職場の外でも実践できるように変化してきたことはよかったと感じている。
② 足柄工場
  • 取組の内容

1.熱源に湧水を活用したヒートポンプチラーの導入。
2.湧水を用いた冷風機の設置。湧水(15℃)が室内空気と熱交換行い、冷風発生させる。
工場内合計16台設置。
 
  • 取組の効果

1.ヒートポンプチラーによる蒸気量(都市ガス)削減、設備熱回収、湧水使用量削減をした。
2.夏場の暑熱対応(エアコン代替)と工場室内熱回収の実施。

Hamee 株式会社

  • 取組の内容

メーカーや小売・卸売事業者のプラスチック製品の不良品や余剰在庫から新たなプロダクトをつくるリサイクルサービス「Parallel Plastics(パラレルプラスティックス)」の提供を開始しました。
 
■背景
Hameeグループは、スマートフォンアクセサリーの製造・販売を行うメーカー事業や、ECプラットフォーム事業を通じて40,000店を超える店舗にサービスを提供しています。これらの事業を展開する中、製造や輸送過程で発生する不良品や、売れ残り倉庫に保管されている余剰在庫の大量発生を業界課題として捉えています。 こうした課題解決のために、不要なプラスチック製品を新たに「つかうプロダクト」に生まれ変わらせるサービス「Parallel Plastics(パラレルプラスティックス)」を立ち上げました。
 
■Parallel Plastics 概要
URL:https://www.parallelplastics.net/
Parallel Plasticsは、型落ちで売れなくなってしまった商品、製造工程で発生する端材プラスチックなどを、美しいマテリアルへと変化させ、オリジナルのプロダクトへと生まれ変わらせるリサイクルプラスチックサービスです。 バージンプラスチックは使用せず100%リサイクルプラスチックでプロダクトを生産しています。通常、回収されたプラスチックは、分別、洗浄されて一度ペレットに戻してから、バージンプラスチックと呼ばれる新しいプラスチックをさらに足すことで強度を補完して再利用されていますが、Parallel Plasticsはもとのプラスチックに戻すのではなく、リサイクルプラスチックとしての美しさ、在り方をデザインして100%リサイクルすることで生まれるテクスチャを活かす方法を考えます。この方法ではコストやエネルギーの大幅な削減につながり、リサイクルがもっと手軽で利用しやすいものになっていきます。

 
  • 取組の効果
 
リサイクルプラスチックの使い道の多様性を広げることにより、プラスチック製品メーカーや、その企業の製品を取り扱う小売店の環境(新たな化石燃料を燃やさない)意識の向上と取り組みの加速に繋がることを願っています。

株式会社 まるだい運輸倉庫

  • 取組の内容

【冷凍倉庫の使用電力量を削減し、CO2排出量を削減】
1.冷凍倉庫の温度記録を取り、2時間置きに温度の推移を確認。
指定の温度範囲内で冷やし過ぎないよう冷凍設備6台の稼働数を減らし、こまめに変更した。
2.急速冷凍の稼働を防止するため、入出庫作業スケジュールと段取りを事前に計画。
扉の開閉を最小限にすることで温度上昇を防いだ。
3.設置していた冷凍設備6台のうち3台を消費電力が低い冷凍設備を導入し、入替を実施した。
 
  • 取組の効果
 
1.実施前と比較し電気量7%の削減効果。使用量では38,000Kwh/年間(3,000kwh/月間)の削減に繋がった。
2.CO2削減も電気量と比例し、7%の削減効果。
3.節電の取り組みから効率性を考えた作業スケジュールを立案するようになり、社員教育が進んだ。
4.社員の節電意識が向上し、自社他事業所の温度調整可能な倉庫や事務所内においても、冷やし過ぎないよう温度をこまめに調整し、節電意識が高まった。
 

【特別賞】ヤブタ塗料 株式会社

  • 取組の内容

当社取扱いの商材で遮熱塗料というものがある。これをガラス窓に塗装することで紫外線を80%カットする効果がでる。
昨今の光熱費高騰により当社でも事務所の窓ガラスを塗装してみた。
結果エアコンの設定温度を2度上げることが出来た。
遮熱フィルムという同じ効果の素材もあるが、高価で遮熱塗料より1㎡3~4倍のコストかかる。
遮熱に対する従業員の意識が高まり、自宅、知人にも施工の輪を広げている。
 
  • 取組の効果
 
窓ガラスへの遮熱はフィルムというイメージを持っている方が多く、来客の方々に塗料で遮熱への取組効果を説明すると前向きに検討する方が出てきた。もともとが当社の商材の為、地域に根差した情報発信という点で、エコな商材を本業の中で提案できるというSDGsの持続可能な取組として、継続的に拡販(=認知向上)活動が続いている。
 

山岸 株式会社

  • 取組の内容

弊社は「より良い地球環境の保全に社員一人一人が環境を配慮し社会との調和と共生を大切にしてあらゆる事業活動を展開する」旨の環境方針を掲げ従業員が一丸となって環境改善に取り組んでいます。
・カーボンニュートラルを目指した「CO2排出量の削減及び吸収量の増加」活動及び動燃費((電気料金+給油料金)/粗利)向上活動について環境目標3ヶ年計画及び年度目標(年率2%の改善)を掲げて実施しています。
① 燃費向上策として社用車のハイブリッド車化を2017年から開始し、6/16台(38%)転換しており、今後も計画に沿って転換して行きます。
② 配送車、営業車の走行前の車両点検を励行し又ドラレコによる走行チェックを行って意識の高揚とエコ運転を実行しています。
③ 昼休みの全室消灯、離席時(10分以上)のPCディスプレーのOFF、工場の作業休憩時の消灯等を遵守し省エネに取り組んでいます。
④ 弊社の販売する木製品は人工生産林の木材を積極的に活用しており、再生可能資源であり、カーボンニュートラルなマテリアルである人工生産林の木材の利用拡大に向けた営業活動を実行しています。
 
  • 取組の効果
 
・CO2の排出量の年率2%削減目標に対し2021年度105t、2022年度101t(Δ3.8%)と目標を達成しています。
・CO2の吸収量の年率2%増大目標に対し2021年度4019t、2022年度3250t(Δ19.1%)と目標未達。(コロナによる景気低迷のあおりを受けた結果であり、新規顧客も開拓できている事から回復基調にある)
・動燃費は年率2%削減目標に対し2021年度2.48、2022年度2.40(Δ3.2%)と目標を達成しています。
・木製品の材料として積極的に人工生産林の木材を使用し、2017年から5年間で約31%の活用拡大を図っています。
・エコステージⅠ(ISO14001に匹敵)を2006年度に認証取得し、全社一丸となった環境改善に取り組んできた結果、2009年度にエコステージⅡを更に2016年度にエコステージⅢと認証取得しレベル向上を図り、毎月定期に環境会議を開催しマネジメントレビューを実施、情報の共有と従業員への周知を図り意識の向上に努めています。
 
 

【大賞】株式会社 凛門

  • 取組の内容

2023年のアクションとして私たちは「使い捨てをなくしていく」というも目標を掲げました
① 歯磨き粉をなくし、ペーパー歯磨きに。これにより歯磨き粉の容器自体をなくしました。年間約1,000個の削減になります。
② 飲み物で利用しているストローは草のストローです。これを今までは可燃ゴミとして捨てていましたが、「捨てる」のではなく、草ストローを近隣農家さんに渡し、畑で利用して頂きます。草のため土に分解され地球へと戻っていく循環が生まれました。
③ 洗剤をなくす「電解水の生成機の設置」ホテルでは水回りの衛生管理が非常に重要になります。その中で水と塩を電気分解して生成する酸性とアルカリ性の電解水の生成機を設置。酸性電解水は、医療器具の洗浄に使用されるなど除菌やウィルス除去の効果が高いです。また、アルカリ性は油脂の乳化やたんぱく質の分解など、有機物汚れの除去に優れているため、この二つを使うことは相乗効果があり、高い除菌力と洗浄力になります。高い洗浄力ながら「水」なので、人にも環境にも負荷をかけないことが大きな特徴です。
⓸「使い捨てをなくす」ではないですが、最後に 年は、ホテルの共有部分の全面ガラスに断熱と遮熱フィルムを貼り、冷房消費電力30%削減、暖房18%削減を実現しました。(メーカー数値から)
 
  • 取組の効果
 
特に効果が大きいのが③と⓸の取り組みになります。 ③の電解水生成器については、ホテルでの導入はないとのことで(そのメーカーにおいて)、ホテルでの初の試みになりますが、働く人にも環境にも優しい洗浄方法です。排水が水のため、水質汚染の軽減、排水を浄水場にてろ過するまでのエネルギーの削減にもつながり、全体として地球環境の負担軽減になっています。 ⓸の断熱フィルムは、大きな窓がある商業施設、ブラインドが付けられない場所に非常に効果が出ます。快適な空間と夏と冬のエアコンのエネルギー削減にもつながり大きな効果があることと、業種に縛られず汎用性があることが非常に良いと思います。

株式会社 REXEV

  • 取組の内容
 
小田原・箱根エリアで電気自動車カーシェアリング「eemo(イーモ)」を運営し、地域の移動に関するCO2排出力削減に取り組んでいます。
 
  • 取組の効果
     
2022年6月1日~2023年5月31日実績として、eemo全体で約40万km、小田原箱根地域では約28万kmの利用がありました。
CO2排出量はガソリン車で同様の距離を移動した場合に比べて、eemo全体で約28t、小田原箱根地域では約23tの削減につながっております。
※小田原箱根地域は湘南電力の再エネ活用をしている割合が大きいため、走行距離に対しての削減量が大きいです。
 

お問い合わせ先

小田原箱根商工会議所 経営支援部 経営支援一課

TEL:0465-23-1811 / FAX:0465-22-0877

e-mail:sodan@odawara-cci.or.jp

(電話受付時間:9:00~17:00 ※土日祝日は除く)
入会のご案内

意見・要望活動

意見・要望活動

ページの先頭へ