小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。

　年度末に一年を振り返ってみようと思い筆を執りましたが、会議所の取り組みの多くがコロナの影響を受け、計画通りに進まなかったり、結果、成果が見えなかったり、また、新たな課題に突出してきたりと、総括が難しく、なかなか筆が進みません。

　緊急事態宣言の解除が待たれます。果たしてワクチンがすべてを解決してくれるかどうか分かりませんが、一定の注意行動は欠かせないとしても、一日も早く安心安全に活動できるようになって欲しいと心から願います。
　また、最悪を想定しつつ、果敢にチャレンジすることが経営の要諦であることは多くの教科書にある通りです。国には、しっかりとしたリーダーシップでこの期間中にも次の感染拡大、いわゆる第４波に備えて、医療体制の再整備をお願いしたいと思います。

　経営者の端くれとしてはこの厳しい状況に耐えつつ、コロナからの学びを生かした次の打つ手の準備に注力したいと思いますし、会議所としてはそのお手伝いに徹していきます。そのための支援メニューに関する情報はどしどし提供していきます。中には申請にそれなりの工夫や知恵が必要なものもあります。例えば、経産省の「事業再構築補助金」というのが新しく出てきます。コロナを機に商売の形を変えたり、新しい事業に取り組んだりするための資金を最大6,000万円（但し、補助率は2/3）まで出ます。詳細の要綱はこれからです。分かり次第お知らせします。アンテナを高く張りつつ、気軽にお問い合わせください。

　最後に、今、4月からの新年度の活動計画策定の最終段階に入っています。来月のこのコラムでは、その内容についてお伝えしたいと思っております。