小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。


2022年 3月号

新たなスタートに向けて

 ウクライナの情勢には憤りとやるせなさを募らせています。個人として会頭として会議所としてできることがあるのかないのかとただ悶々とする日々を過ごしています。自分自身は国際的な人道支援団体に微々たる額の寄附をすることくらいしかできておらず、忸怩たる思いです。自社に振り返れば、BCP(有事の際の企業の事業継続のための対処計画)については、気候変動による自然災害、異常気象だけでなく、その対象事象の想定を広げて見直していくこともやらねばとも思います。また、今月は11年が経つ東日本大震災のこと、そしてあの時に学んだことを思い出す機会にもしたいものです。

 さて、新年度に向けて当所も動き始めています。ここでは新たな取り組みを2つご報告します。
 まずは、専務理事の交代です。初めての生え抜きの専務理事として当所の業務に長い間ご尽力くださった山岡弘さんがここで退任し、4月1日付けで山本博文さんが就任します。WITH/POSTコロナの時代に、10月に予定されている役員・議員の選任に向けて心機一転です。山岡さんには心からの御礼を申し上げます。これまで議員、部会長として運営を支えてきていただいて横浜銀行出身の山本さんにつきましては改めてご紹介の機会を設けます。

 併せて、4月からの副業人財の採用も新しい試みです。コロナで一気にその実践が加速しつつある新しい働き方として、以下の3つの業務のために3人を採用します。他社に勤務しながら限定的な時間枠でテレワークと実際の出勤を組み合わせた形で業務を担ってもらいます。

1.業務改革:職員の仕事の仕方を変え生産性を上げ、より直接会員さんとふれあう時間を増やす。
2.広報の活性化:会員さん、潜在的な会員さん、そして一般の方々により会議所を知ってもらい、会員増強につなげる。
3.企画:タスクフォース等で展開する新規事業の内容充実と進捗を促進する。

㈱ビズリーチという人財開発の会社の力を借りて、2月から募集をかけたところ、なんと736名の応募がありました。20代から60代のいわゆる一流企業で活躍している綺羅星のような人財が手を挙げてくれています。4月から業務をスタートできるように今月末には人選を終わらせるべく、現在、鋭意選考中です。職員の皆さんとタッグを組んでチームとして活動してもらいます。新しい視点や知見をもらうことだけでなく、職員さんにもいい刺激になると思います。
 今後もさらに時代の変化に合わせて、いや少しばかり変化を先取りして、願わくば会員さんのモデルになれるよう取り組みを進めてまいります。引き続き、当所にご関心を持っていただき、ご活用ください。

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