小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。


2022年 10月号

ワークプレイスマーケットって何?

 「ARUYO ODAWARA」という施設が市内の栄町に新たにオープンしました。先ごろ発表された小田原市の第6次総合計画「2030ロードマップ1.0」において「ワークプレースマーケット」と命名され、位置づけられています。テレワーク、リモートワークといった場所に限定されにくい新しい働き方が広がる中で、人と人とのつながりを誘発し、新しいアイデアや連携を触発する場所として多くの方々に活発に利用されることを期待しております。

 以前、当所の会館移転の際に検討した会議所会館のまち中のサテライト構想、つまり、まち中に位置し、新しい働き方が実践できる場として、会員同士の交流、新しいアイデアや企画の交換、外部からの起業を呼び込みなど地域経済の活性化につながる場づくりの構想が、形は変わりましたが、いよいよ実現することになったと大変喜んでおります。

 ビジネス活動の場として小田原箱根の魅力を感じ域外から来てくれる人が増えることでこの地域の経済に新たな息吹を吹き込んでくれ、交流人口から関係人口さらには定住人口が増えていくことにつながっていけばいいなと思います。
 当所で毎年開催している創業塾との連携、当所が中心になり税理士協会や地元金融機関と協力して展開している起業希望者と跡継ぎを探している経営者をつなぐ枠組みである事業承継マッチング事業「襷をつなぐ」との連携も大いに期待されるところです。

 勘違いしていただきたくないことは、それは外部の、あるいは起業家や新規参入の人のみが対象で、地元は関係ないと思い込んでしまうことです。地元の企業の経営者とそこで働く社員さんも、地元同士の出会いや連携の場として、さらには地元と域外の人とがつながる場として積極的に活用していただきたいと思っています。地元の事業者の皆さんにも大きなメリットを生み出すことが重要です。
 ぜひ、会員の皆さんにおかれましては、この施設(ハードだけでなく、様々な活動のソフトも考えられていますので)に関心を持っていただき、大いに利用していただきたいと願います。

追申
 なお、この新施設の運営母体となる「一般財団法人 八三財団」の代表の斎藤修一さんにお話を伺いました。その記事は「商工小田原箱根(22年10月号)に掲載いたしますのでご高覧ください。

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