小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。


2022年 11月号

ご挨拶

 まずは、これまで当所の運営に大きな力を尽くしてくださり、今回ご退任になられました議員、役員の皆さまに心から敬意と感謝を表します。
 
 さて、会員企業の皆さまにとって、この小田原箱根の経済にとって課題の山積する今、引き続き、会頭という重責へのご信任を拝し、光栄に存じます。改めまして背筋の伸びる思いです。
 
 コロナは収まりを見せつつあると言え、WITH/POSTコロナ時代の経営の模索が求められる中、日本と欧米との金利差による円安や、ロシアの戦争犯罪ともいうべきウクライナ侵攻といった不安定な国際情勢が引き起こす原材料のコスト高など中小企業の経営をひっ迫させる問題が続きます。
 
 さらには、全ての活動の基礎である地球環境を脅かす気候変動への対応として脱炭素は企業の規模や業種業態に拘わらず、避けて通ることができない問題です。
 
 こういう時こそ商工会議所がどうお役に立っていけるのか、鼎の軽重が問われているのだと思っております。
 
 改めて、会議所の役割は何かを自問しております。
 私たち地域の中小企業は、地域の暮らしの血流である地域経済の下支えをする存在です。私たちが元気でないと地域は元気になりません。その集まりである商工会議所の一丁目一番地の役割使命は、会員企業の商売繁盛のお手伝いであると申し上げてまいりました。 
 
 それには2つの柱があります。
 まずひとつ目は、それぞれのお店、企業への個別のサポートです。
補助金、助成金、融資など資金面、税制や関係法の改正等についての情報提供、デジタル化への対応、起業促進や事業承継の視点での起業スクール、カレントスクールの開催などを会員さんの困りごとやニーズを細かく伺いながらより使いやすい形で展開してまいります。ただし、会議所ができることはあくまでサポートです。ぜひ、積極的に活用してください。その上で、もし、使い勝手がよくないところがあれば、お声をお寄せください。
 
 そして、もうひとつはまちづくりです。
 私たちの商売がやりやすくなる環境整備という意味でのまちづくりです。
 WITH/POSTコロナの観光の在り方、省エネとエネルギーの地産地消、デジタル技術を活かした地域でお金を廻すしかけづくり、新しい働き方によるまちづくり、豊かな食材と立地を活かした美食のまち、スポーツを通じたまちづくりなどです。しかしながら、まちづくりについて会議所が単独でできることは限られています。地域の多様なステークホルダーと、特に主体である行政と、よりいっそう、連携、協力を強めながら進めてまいります。
 
 それらの施策を展開することで、当初からテーマに掲げております「地域で廻るお金を増やし、そのスピードを上げること」つまり「地域経済循環の促進」に引き続き取り組んでまいります。
 
 浅学非才ではありますが、いただいたご信任を裏切ることのないよう、会頭職に誠心誠意、最大限の努力で努めてまいりますことをお誓いして、決意の一端とさせていただきます。

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