小田原箱根商工会議所は、小田原・箱根の企業を応援しています。


お知らせ

令和6年度 第3回気候変動アワード 結果発表

 当商工会議所では、小田原箱根地域で気候変動の緩和や環境保全に関する取組に関して顕著な功績のあった企業及び団体を表彰することにより、市民、事業者等の気候変動に対する意識の向上と環境配慮活動のさらなる普及促進を図ることを目的とした顕彰事業「気候変動アワード」を実施いたしました。


2024年6月から7月の2カ月で募集を行い、多くの事業所様よりご応募を頂きました。
誠にありがとうございました。
ご応募頂いた内容を選考委員会にて、「取組内容が持続的かつ発展性があること」、「業種や業務内容を問わず行える取組であること」等の観点から選考を行い、大賞1社、特別賞3社を選出いたしました。

以下で結果発表及び、取組内容のご紹介をいたします。
なお、ご応募頂いた内容で掲載しております。

※敬称略

大賞

特別賞

取組内容のご紹介

SMBC日興証券株式会社 小田原支店

  • 取組の内容

1. お客様に郵送等でお届けしていた書類(目論見積書や取引残高報告書等)をインターネットやEメールで通 
  じてご覧いただける 「電子交付サービス」や「メール電子交付サービス」を積極的に導入しました。
2. 印刷にしようする用紙を再生紙に変更しております。
3. 年間クールビズを採用し一年を通じてノーネクタイを推奨しました。
4. 消費電力抑制のため毎年8月を早帰り期間として17:40までの退社を推奨しています。
 
  • 取組の効果
     
1. 紙の消費量が減り環境に配慮できたうえ、郵便代も含め経費削減に繋がりました。
2. 再生紙を使用することによりリサイクルの必要性について改めて考える時間に繋がりました。
3. エアコンの温度設定を高めにすることで電力消費を抑えられました。
4. 17:40までに退社することにより電力消費の削減に繋がりました。

株式会社小田原魚市場

  • 取組の内容

1.大量に廃棄されるスチロール箱を再利用出来る物と出来ないないものに区分して、機械で出来ない物を溶
 かしてインゴットにする。
2.インゴット化した品物を加工業者に売却して野外で使用するベンチ等に加工する。
 
  • 取組の効果
     
1.スチロール箱の使用状況も良好でインゴットの品質が良質である。
2.新しい機械を購入するのもインゴットを売却した資金で賄うようにして公的補助金に頼ることの無い様に
 しています。

医療法人患中会 小田原箱根健診クリニック

  • 取組の内容

【スタッフによる、年2回のエアコン清掃】
夏前と冬前の年2回、エアコン清掃を行っています。当院はミナカ小田原7階フロア全てを占有し、床面積は1,305㎡。エアコンは27箇所に設置されています。医療機関のため、快適性と健康、機械の安全性を担保しなくてはいけないので、エアコンは欠かせません。特に、MRIやCT、マンモグラフィー、エコーなどの高性能医療機器は、24時間体制での温度管理と湿度管理が必須です。エアコンを使用しながら、できる限りCO2の排出を減らすために、年に1度の清掃を2回に増やして行っています。この取り組みにより、ごみやほこり、カビを取り除き清潔な環境を保てる上に、節電効果も期待できます。また、27箇所のエアコンの電源や温度設定は中央の事務室で行えるため、時間帯やその日の天候をみながらこまめに管理しています。
 
  • 取組の効果
     
年2回のエアコン清掃の取り組みは、2021年2月の開院から3年以上、継続して行っています。放射線技師が 中心となり、受付終了後の時間帯を使って1週間ほどかけて清掃しています。これからも地域の医療機関と して快適性と健康を提供すると共に、CO2削減に少しでも貢献したいです。
 

サンディア合同会社

  • 取組の内容

商品に同梱する説明書について紙媒体を大幅に削減しています。 約10枚ある説明書をPDF化し、Google driveにファイルを置いています。 そしてそのファイルをQRコード化。商品に同梱する説明書としてはQRコードが記載されている案内を1枚 同梱するのみです。本来であれば、白黒またはカラーインクを大量に使用する紙媒体の説明書ですが、 PDF化する事でそれらを使用せずにお客様に同様の説明を行うことができます。 また、お客様対応は電話やメールではなくチャットアプリであるLINEで対応しています。チャットの過去 履歴がしっかり残るので他の社員への引き継ぎ作業は不要になります。 電話を取らないことによって、メモ書きが不要にもなりますので紙媒体を利用する機会はかなり減らせます。 これらの取り組みによって業務の簡略化が進み社員の負担が減りテレワークで仕事が完結できるので交通機関の利用を抑制できます。
 
  • 取組の効果

無駄の少ないエコな取り組みを実践している企業として知れ渡り、他の会社も真似ることでより一層の意識改善に繋がります。 新しい会社なのでより魅力的に見える取り組みを実践、公開していき地域を引っ張っていきたいと思います。 エコな取り組み=コストが掛からない構図を構築し事業活動とセットで省エネを継続させることができます。
 

株式会社 下田組

  • 取組の内容

主な取り組み(詳細は別途資料を参照してください。)
・産業廃棄物のゴミの分別
・新車両の導入
・ペーパーレス化の促進と節電
 
  • 取組の効果
     
主な効果
・社員への意識付けの浸透
・電気料金他 経費の削減

有限会社 城北自動車商会

  • 取組の内容

・店舗ショールームが国道255号線に面していて、午後になると西日がショールームにあたります。 夏は、この西日が強烈で非常に店内が暑くなります。ショールームなのでガラス面積を多くとっているので、西日の影響は大きいです。そのガラスに「断熱フイルム」を貼り、エアコンの高効率化を図りました。そのフイルムがだいぶ前のものだったので(15年前)、この7月末に最新の断熱フイルムに貼り換えを実施しました。
 
  • 取組の効果

以前のフイルムは劣化していたと思われること、最新のフイルムの高性能化もあり、以前と同条件のエアコン設定でも店内の涼しさが増しました。 エアコンの設定温度や風量も抑えることができました。
 

株式会社 信和

  • 取組の内容
 

・社内ペーパーレス化

・取引先(お客様)にもぺーパーレスを推奨

・エアコン温度を26度に設定

・社有車は全てハイブリッド自動車
 
  • 取組の効果

・3年ほど前より取引先(お客様)へペーパーレス化をお勧めし、ご理解・ご協力を頂いています。私共の扱う保険では、保険証券をWeb証券へ切り替えペーパーレス化にご協力頂くと、お客様の代わりにマングローブを植樹します。1枚の保険証券のペーパレス化だけでなく、植樹も出来るんです。
私共ような小さな会社で出来ることは限られますが、保険会社と協力することで、お客様のご協力に付加価値を付けるお手伝いが出来れば幸いです。

相陽工業株式会社

  • 取組の内容

1.社内の蛍光灯・水銀灯をLED化
2.高効率空調設備への切替
3.空調室外機への断熱日除け設置
4.電気自動車等の環境負荷の低い車両への切替(継続中)
5.基幹システムクラウド化によるペーパーレス化
6.南足柄市とカーボンニュートラル・パートナーシップ協定を結び、会社全体で温室効果ガスの削減に取り
 組む周知をした

取組の効果

①電気使用量・料金の削減ができた
②石油ストーブを廃止したことによるCO2削減と、省エネで高い冷暖房効果が得られた
③低予算で室外機が冷やせる事で省電力で高い冷房効果と節電効果が得られた(約5%削減)
④CO2排出量・燃料費の削減ができた
⑤コピー用紙の削減による紙資源やCO2の削減に寄与
⑥会社の取り組みをアナウンスした事により、社員の節電意識が上がった

有限会社 津田製作所

  • 取組の内容
 
1、リフロー炉の断熱… 熱発生源である、はんだ装置にアルミシートを貼り、設備周辺の断熱と設備自身の 
  保温効果につなげ る。
2、LED照明への交換… 全館照明を交換する。
3、屋外シェード設置… 2階の窓に大型シェードを設置し、日光の遮熱対策をする。
4、屋上散水… 地下水を利用できることから、高温が予測される日は屋上のスプリンクラーで散水をし、遮
  熱対策を する。
5、ビニールカーテン設置… 保温冷対策として、工場内をビニールカーテンで仕切る。
6、エアコン設定温度管理… エアコン本体の最大出力を7割に設定し、冷房27度・暖房23度設定を社内掲
  示する。
 
  • 取組の効果
     
断熱や遮熱などの対策を取り組み続けてきた結果、前年より10%の電気使用量削減につながっている。 出来ることから改善したり、継続していくことが気候変動対策につながり、事業の省エネとなっています。
 
  使用電力量(kWh)  
2023年7月~2024年6月 459,467 前年比90%
2022年7月~2023年7月 512,554  

株式会社天山(天山湯治郷)

  • 取組の内容
 

当館は現在7本の源泉を有しており、高温の源泉は83℃にのぼります。これら源泉の温泉熱を有効利用し、CO2の排出削減にながらく取り組んでまいりました。具体的には、大きく次(①②)のとおりです。
①休憩処・食事処・従業員休憩所などの床下に温泉を通し床暖房として利用する。

➁温泉を降温する際に温められた冷却水(温泉と水を混ぜる加水は行いません。専用の熱交換装置に温泉と冷却水を通すことで両者は混ざり合うことなく、温泉は降温、冷却水は加温される仕組みです)を浴場の洗い場、厨房、清掃などに利用。冷却水は50度をゆうに超える温度まで加温されるため、左記の利用には十分な温度を維持できています。いずれも温泉を熱源として利用することで、不必要なガスボイラーの使用を抑制することを目的としています。
 
  • 取組の効果
     
地域への波及効果・貢献度の程は定かではありませんが、温泉施設において温泉熱を有効利用するひとつの事例にはなり得ると考えています。また上記の取り組みはすでに数十年続けており、活動の継続性の観点からも相応の実績があると考えております。今後CO2の排出削減量など、具体的な数値の算出も行う予定です。

合同会社 10decades

  • 取組の内容
 
1.曽我・富水にて、農薬・肥料・除草剤を使用しない米・大豆・野菜の栽培を行っている。
2.曽我梅林にて、農薬・肥料・除草剤を使用しない梅の栽培を行っている。
3.上記各所にて、マイクロプラスティック排出抑制のため、石油由来のマルチ材を使用せず、刈り取った雑
 草や藁などを活用した草生栽培を行っている。経年劣化により細かく砕けていく畳のヘリやキウイを固縛
 するプラスティックテープは麻紐へ置換あるいは不使用とした。新たに借り受けた農地に使われていたプ
 ラスティック製の肥料袋やマルチ材などのプラ素材は継続して回収している。
 
  • 取組の効果
     
1. 環境保全に強い関心を持つ移住者を3名曽我梅林に受け入れ、新たに農薬など不使用栽培の耕地面積を
  1000平米程増やした。また都内・川 崎・横浜・小田原市街地などから定期的に通う30名ほどの関係人
  口コミュニティを生み出し、曽我や富水などで2000平米ほどの耕作放棄地 を借受け、米・大豆・野菜を
  農薬など不使用で栽培している。今年で活動3年目。
2. 曽我梅林内の農地に隣接する住居の住環境改善。「(家の隣なので)無農薬栽培ならばやって欲しい」と
  いう声なども頂きながら、耕作面積 は5年で20倍に拡大している。石油由来の農業資材価格高騰の影響
    を受けず、栽培や加工ノウハウは関心ある農家で共有している。
3. (マイクロプラスティック化する)使い捨てプラスティックの新規使用ゼロを実現した。
 

【特別賞】株式会社TWINGO

  • 取組の内容
 
フードロスを徹底的に無くすことに努めています。
BOX BURGERでお客様にご提供出来ない食材
 特に毎日沢山出る、トマトと玉ねぎの端。これを使い、一緒に経営している温泉宿の朝食のスープを使っています。
 また、玉ねぎはハンバーガーに使うソースなどにも使われています。 また、形が悪く使えないバンズを使って、サラダ用のクルトンを作っています。それでも余ってしまう食材に関してはスタッフの賄いで残らず食べており、フードロスはほぼ0で運営できています。もちろん照明のオフやプラスチックやらゴミの削減は常にみなと相談しながら環境に優しい事業である事もミッションにして日々活動しています。
 
  • 取組の効果
     
 フードロスを無くすことは、コストを減らす事に繋がります。そして、ゴミを減らすことにつながります。宿のスープを別で作ろうとする、やクルトンを別で作ろうとすると、そこにコストが生まれます。
また、材料を発注する労力、在庫を管理する労力、配送、などエネルギーコストもかかります。
 ゴミが多くなれば、それだけコストが増え、ゴミを燃やすエネルギーが必要となり、二酸化炭素が増えていきます。企業の経営の観点からも無駄をなくすことは非常に重要で、事業を継続していくために必要なアクションだと考えたいます。
 大自然をフィールドにお仕事させていただいている私たちは、環境に配慮した行動をしっかりとし、お客様や住人へも伝え、自然を守っていく必要があると考えています。
 箱根小田原が地球にやさしい、持続可能な場所になって行く事が、未来、小田原箱根に似合う、皆の憧れる場所になるために必要な美しい姿だと思っています。出来ない事もありますが、時を得て出来る様になる事が一つずつあったりします。意識する事、とても大事だと感じています。

東京海上日動火災保険株式会社 小田原支社

  • 取組の内容
 
弊社が全社的に実施している取り組みではありますが、小田原支社におきましても『ペーパーレス』の取り組みを積極的に実施しております。ペーパーレスを実施するまでは、お客様が記載する保険申込書や口座振替依頼書のほか、社内や代理店さんで使用する保険規定のハンドブック等、全て紙で対応しておりましたが、現在は保険手続きを行う際は紙の申込書ではなくタブレットやノート型PCでお客様と対面し画面上で内容を確認し申込手続きまでを完了する仕組みを推進しております。また、保険料の支払いが口座振替の場合は同様に紙の依頼書を使用しておりましたが、現在はWEB上で口座振替の手続きも完了することができるようにしております。
 
  • 取組の効果
     
ペーパーレスを推進することで、紙の消費量が格段に減少いたします。これにより、森林伐採の減少に繋げることができ、結果として、二酸化炭素の排出量削減に貢献しております。

南開工業株式会社

  • 取組の内容
 
1,太陽光パネル;400kw発電容量の太陽光パネルを当社建屋2棟の屋上へ設置し、自社消費用として活用し
 た。
2,照明LED;社内蛍光灯の一部700基をLED灯へ変更し、省エネ対策を実施した。
3,遮熱シート;屋内天井へ33㎡の遮熱シートを設置し、省エネ対策を実施した。
4,設備負荷の低減;使用設備を見直し、セントラルクリーナ18.5kwの稼働時間を8h/日→0.5h/日にする事
 により省エネを 実施した。

取組の効果

1,電気使用量は、約175,000kwh/年を削減し、78,000kg・CO2/kwh/年のCO2削減に貢献できました。
2,電気使用量は、約54,000kwg/年を削減し、24,000kg・CO2/kwh/年のCO2削減に貢献できました。
3,室内空調機の電力代抑制に貢献できました。
4,電気使用量は、34,700kwh/年を削減し、15,500kg・CO2/kwh/年のCO2削減に貢献できました。

野村證券株式会社 小田原支店

  • 取組の内容
①店舗内照明のLED化:昨年度より、節電対策の一環で店内照明をLED照明に刷新。
②営業車の燃費改善
③ペーパーレス化の推進
 
  • 取組の効果

上記①から③について、CO2排出係数を用いて、CO2排出削減効果を試算した。

①店舗内照明のLED化:昨年度より、節電対策の一環で店内照明をLED照明に刷新。対象となる蛍光灯の本数と稼働時間は下記の通り。
事務所フロア蛍光灯18本分(稼働時間8:00~19:00)
ホール蛍光灯12本分(同15:00~17:00)
休憩室蛍光灯10.5本分(同11:00~13:00)
※ホールと休憩室については、稼働日にばらつきが生じているため、事務所フロア分のみを計算対象とする。

東京電力2022年度CO2排出係数:0.376㎏-CO2/kWhから、以下の式で計算する。
2022年度のCO2排出係数について|お知らせ|東京電力エナジーパートナー株式会社 (tepco.co.jp)
【LEDでCO2削減】LEDの省エネ効果と普及の効果とは | グリーンユーティリティー (greenutility.co.jp) を参照。(2024年7月8日閲覧)

CO2排出量=消費電力×0.001×使用時間×0.376
蛍光灯:40W×0.001×11時間×0.376×239営業日×18本=711.72㎏

LED蛍光灯推進委員会の発表によると、LED蛍光灯に交換したことによるCO2排出削減量は57%とされている。
711.72㎏×(1-0.57)=306.04㎏
削減効果として、405.68㎏に相当した。

②営業車の燃費改善
リース契約の見直しによる営業車の排ガス削減への取り組み。
2024年6月に営業車をミライースからアルトへ車種変更。
ミライース燃費20.9㎞/l
アルト燃費25.2㎞/lへ改善。

車の燃費・二酸化炭素排出量 - 高精度計算サイト (casio.jp) (いずれも2024年7月8日閲覧)
によると、自動車の燃費・二酸化炭素排出量の計算式から、走行距離1kmあたり0.019㎏のCO2排出削減が可能となった。
昨年度の当該営業車の走行データを参照すると、走行距離が8797.8㎞であった。
0.019㎏×8797.8㎞=167.1582㎏が削減できる計算となる。

③ペーパーレス化の推進
野村グループ全体でコピー用紙使用量の削減を推進しており、拠点毎のモニタリングを実施している。
小田原支店の22年度と23年度の比較が以下の通りとなった。
2022年度:22万173枚
2023年度:21万7343枚
差引すると、2,830枚のコピー用紙削減を達成した。
JBアドバンスト・テクノロジー株式会社によると、1kgあたりの可燃ごみを燃やしたCO2排出基準値は0.34とされている。

ペーパーレス化が環境に与える影響とは?メリットや取り組み方法を紹介 |JBアドバンスト・テクノロジー株式会社 (jbat.co.jp)(2024年7 月8日閲覧)

標準的なA4サイズが4gであることを鑑みると、
2830枚×4g×0.34=3848.8gのCO2削減に寄与した計算となる。

【おわりに】
①から③の取り組みの結果、CO2排出量約570kgを削減できることが試算できた。
今回のCO2排出量の算定作業を通して、効果測定の重要性を感じ、CO2排出削減に対する意識が高まった。 ②と③の項目で算出したように、車の走行データやコピー用紙の利用状況を参照できるデータベースがあることで、具体的な削減効果を把 握することが可能となった。
このように、今後もデータの活用やモニタリングを継続し、気候変動に関する取り組みを推進したい。
 

ハコネマウンテンリッパー

取組の内容

1.環境に優しくECOな移動ツールとなるマウンテンバイクでのサイクリングツアーとハイキングツアーを箱
 根町内にて15年前より営業しています。
2.ゲストからの要望がたまに有るが、現在は環境に考慮して電気を使うE -BIKEは一切使用せず人間の動力
 のみでツアーをお楽しみ頂きエネルギー消費削減を心掛けています。
3.従来、無料サービスとして行っていた箱根町内での送迎サービスを5年前に廃止してお客様には集合場所
 まで公共交通機関のご利用を促しCO2排出削減と大気汚染の防止に努めています。
4.お客様にお配りするミネラルウォーターを地域から仕入れ、そのペットボトルをツアー終了後に箱根町が
 推奨している水平リサイクルボックスにて回収しています。
5.芦ノ湖エリアを中心にゴミ拾いとハイキングを掛け合わせたイベントを年に数回開催して地域での環境問
 題(ゴミ問題)を常に意識して気候危機への対策を考えている。
6.ツアーの受付は基本、電力を必要としない屋外で行い自然光を有意義に活用している。
 
  • 取組の効果

3.特に無料送迎を廃止したことにより、空気汚染の低下に繋がっていると実感し、もちろんそれに伴う燃料
 費も低下したので効果は出ていると思う。またこれによって集客の低下も発生していないので結果は良い
 方向へ向かっていると思う。
4.ペットボトルの回収もポイ捨て防止に繋がり箱根の大自然を守る事と町内の事業者から仕入れをする事で
 地域の活性化と配送業務の軽減に繋がり、排ガスの放出削減等の効果に繋がっている。
5.地域でのゴミ拾いイベントということで住民や働く方々の意識が高まり回を増すごとに参加希望者も増え
 エリアでのゴミも減り明らかな結果が出ている。
6.電力使用の削減を意識することで二酸化炭素排出や気候への悪影響を食い止める行動となっている。
 

【特別賞】パナック工業株式会社 足柄工場

取組の内容

【マイクロ水力発電装置】
・当社リサイクル事業に使用する箱根外輪山からの豊富な湧水を用いた、マイクロ水力発電を製作。
・24時間発電可
・昨年度申請の「ヒートポンプチラー」の起動・制御用電源として使用可能。これにより装置全体で自然由
 来エネルギーを活用する事が可能となる。
 
  • 取組の効果

・発電効果:30wh×24h=0.7kwh/日、255.5kwh /年効果見込み ( ※発電量は自然由来の為変化あり)
CO2削減効果として 0.000457t-CO₂/kwh×255.5kwh/年=0.1168t/年 効果(スギ7本相当)
 (※R5年省庁公表電気事業者別排出係数より。参照:東京電力EP)
・当社湧水を熱源とするヒートポンプチラーの起動・制御電源を自然エネルギーの水力発電で補うことで、
 より一層、地球温暖化防止への貢献が可能となる。この西湘の地の、工場立地に適しつつ、且つ自然に恵
 まれているという特性を活かした案件。
 

Hamee株式会社

  • 取組の内容

再生プラスチック取引所を開設しました リサイクルプラスチックの原材料の取引を活性化するためECサイトを立ち上げました。
https://www.monodukuri.com/jirei/article/2291?utm_source=sdgs_interview&utm_medium=referral&utm_ campaign=sdgs_interview
 
 
  • 取組の効果
 
6月に開設したばかりで主な効果は出ていませんが、リサイクルプラスチックの取引が活性化することでの プラスチックの循環を産むことを目指しています。

ヒューマンズ・ネット株式会社

  • 取組の内容

1.サーバ機の廃止
 社内業務で使用している消費電力の多いサーバ機を廃止し、すべてクラウドサービスへの切り替えを行 い
 ました。
2.電灯の消灯とデッドスペースの蛍光灯の間引き
 未使用の会議室等の消灯。昼休みの居室電灯半減
 明るさの必要ないスペースに関して蛍光灯を間引きを実施
3.空調の運用改善
 空調機4台を在席居室のみの運用とするよう徹底
4.ペーパーレス化
 取引先の受発注、請求を電子化してペーパーレス化。
 
  • 取組の効果
 
1、2、3の取り組みにより、 電気使用量(年間):14974(KwH)⇒13839(KwH) ガス使用量(年 間):2878(㎥)⇒2791(㎥) の改善が見られた。
4の取り組みにより、 OA用紙購入枚数(年間)15000枚⇒10000枚 となった。
 

ペットケアサロンARIA

  • 取組の内容

1.店頭のシャッターを半分閉めて、店頭に店舗情報の入ったステッカーを貼り付けた。
2.ペットを洗浄する際の水温を2℃さげて、環境とペットの皮膚や熱中症にも配慮。
3.蛍光灯をLEDに変更した。
 
  • 取組の効果
 
1.電気料金が下がった。店内の視認性は下がったが、掲載される情報が増えたので顧客の認知度が向上し  た。
2.ガス代が下がった。顧客に対してセールストークや注意喚起を促せる内容が増えた。
3.電気料金が下がった。店内の雰囲気が明るくなり、店舗のイメージ向上に繋がった。
 

【大賞】株式会社まるだい運輸倉庫

  • 取組の内容

【社内従業員間で不用品を譲り合う「リユース企画」を立ち上げ、不用品の廃棄を減らす運動を開始した。】
・家庭や個人で出る「まだ使えるけど要らなくなったもの」を総務部で募集し、社員に写真を送ってもらい 
 社内コミュニケーション用のLINEアカウントで毎月配信。
・欲しい人が居たら、社内事業所間を毎日行き来している車両に乗せて本人へ送り、無償で提供。
 
  • 取組の効果
 
【2024年2月開始~2024年6月までの5か月間で14個の物品の廃棄を回避した】
・開始から5か月間で小さな雑貨や日用品から家具家電まで、12案件(14個)の物品がマッチングし、 新 
 しい持ち主 の手へと渡った。
・家庭ゴミや粗大ごみの排出を削減でき、ゴミ処理にかかるエネルギーを節約することができている。
・配信や連絡は全てLINE上で行い、元々稼働している社内輸送便に乗せている為、この企画のために新
 たな資源やエネルギーは使用せずに実施できている。
・社内間のみで信頼もあり、総務部を介すためトラブルなく安心してやり取りでき、無理なくお得にゴミの
 排出削減や資源節約を継続していける。
 
 

万葉倶楽部株式会社

  • 取組の内容

1. 空調室外機の日よけカバーの設置。室外機に直射日光が当たらないように日よけターフを貼り室外機の
   負荷を下げた
2. 小田原館をはじめ万葉各グループの館はBEMSにて各エネルギーの使用状況を監視しており、エネルギ
   ーの使用状況を 随時調整しているのと、デマンド値についても監視をしており監理値を超えるとアラ
   ートを出し、各セクションでの 省エネ対策を実施するようにしている。
    例)・バックヤードの温度調整・洗濯機などの使用時間の調整・ポンプ類のインバーター調整など
3. 古い設備などは入れ替えのタイミングで省エネ対応の機器へ入れ替えを行っている
4. ポンプ類に関してはインバーターを組み込み、適切な運転状態を保持できるようにしている
 
  • 取組の効果
 
1. 夏場の空調機の効きが良くなり、省エネにも寄与していると感じられる。強風時の管理などは大変だが
   毎年設置して行っている
2. 温浴施設においてエネルギーの使用状況の把握は重要なことでデーターを取り監視することで適切な運
   転状態を保つことができているのと 前年対比などの分析も出来るため、機器の運転状態の検証も出来
     ている
3.観光庁や県、SIIなどの補助金を利用して、省エネ対策機器への入れ替えを行っている
 

【特別賞】株式会社ミクニ 小田原事業所

  • 取組の内容
 
実施体制:
事業所長・各部署メンバーからなるチーム"カーボンゼロ開発"を結成し、事業所のカーボンニュートラル・省エネ活動の推進および従業員への啓発活動をしている。

取組内容:
従業員への啓発活動の一環として、毎月、社内広報誌「カーボンゼロ開発ニュース」を発行。過去に次の内容を紹介。
①カーボンニュートラル講座
②省エネ改善事例の紹介
③「私のプチ省エネ活動」
④各棟電気使用量推移
⑤社有車の電気自動車への更新
詳細は補足資料1、2にまとめる。
 
  • 取組の効果
     
社内アンケートを行い、次の結果が得られた。
・事業所内の80%以上の社員が、カーボンニュートラルを 重要視している
・事業所内の70%以上の社員が、自主的に省エネを実施している
他、補足資料3にまとめる。
 

三菱UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社 横浜支店 小田原ブロック

  • 取組の内容
 
・資金調達の手段として環境投資に活用するためのグリーンボンド等などの発行を各自治体・企業に提案。 ・電力使用量の削減→パソコンの本体、ディスプレイ不使用時のスリープ化、長期不使用時のシャットダウ  ンの励行、 会議室、休憩室等の不使用エリアの消灯、退社時のコピー機等の電源オフ、不使用エリアの空 
 調停止の励行によるノーネクタイの通年化。
・紙使用量の削減→コピー、プリント時の両面印刷、2UP (2ページ集約印刷) 機能の活用、名刺やクリアフ
 ァイルの新素材活用
・ごみ排出量の削減→分別廃棄の徹底
・CO2削減に向けて
 
  • 取組の効果
     
・神奈川県及び相模原市などでグリーンプロジェクトの原資としてグリーンボンド起債の主幹事を拝命
・電気使用量2022年度比2023年度は25%削減、現在も昨年度比平均14%削減
・名刺…バガスペーパー(サトウキビから糖汁を搾り取ったかす)、バナナペーパー(オーガニックバ
 ナナの茎から採取した繊維)による紙素材からの環境節約
 クリアファイル…日本発のLIMEX素材活用し(炭酸カルシウム等無機質を50%超、石灰石が主であ
 り自給自足可能)なものを取り入れており、全体の紙削減に貢献。
・RE100オプション契約実施→使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことでCO₂排出量ゼロを2022  年度から達成している。
(毎年証明書は7月末発行)

株式会社 横浜銀行 小田原支店

  • 取組の内容
 
①再生可能エネルギーの使用(小田原支店)
②アイドリングストップ機能付き営業車の導入。
 小田原支店の営業車27台のうち24台がアイドリングストップ機能あり。
(小田原支店を含む小田原エリアの有人店舗※全店分を含めると営業車41台のうち、37台がアイドリングス
 トップ機能あり)
③蛍光灯のLEDへの切り替え。小田原支店では100%、小田原エリア全体では88%切替済。
④ペットボトルキャップを集め社会福祉法人に寄贈等実施、15時閉店後のロビー電気消灯等の実施。
 ※小田原エリアの有人店舗…小田原支店・国府津支店・鴨宮支店・松田支店・山北支店・箱根湯本支店・
  湯河原支店・大雄山支店
 
  • 取組の効果
     
①使用する電力についてはCO2排出ゼロであり、今後も継続可能な契約となっている。
②下記前提条件においては、小田原エリア全体で月間96ℓのガソリン使用削減=約223㎏のCO2削減が図ら
 れる。
・10分間のアイドリングでガソリン130CC使用、1台あたり毎日10分のアイドリングを削減したと仮定
・130CC×37台×20営業日≒96ℓ、ガソリン1ℓで約2.32㎏のCO2が排出される。
③蛍光灯に比べ消費電力が1/8になる他寿命が長いため、今後の永続的に電力削減・CO2排出量削減に寄与
 する見込み。
④ペットボトルキャップの収集、不要な電力の消灯等にて従業員の省エネ意識の浸透が図られる。
 
  • その他参考事項

・銀行全体では自社のGHG排出量について、2022年度実績は2013年度の72.9%削減を達成。
・2030年度に銀行全体でのカーボンニュートラルを目標に掲げている。
 

有限会社 吉工

  • 取組の内容
 
1.大きい重量のある荷物を発送する時に、都度パレットを購入していたが、パレットが必要な時は近所の運 送会社に使用済みパレットを提供して頂き再利用している。
2.小さな荷物を発送する時に都度段ボールを購入していたが、当社に送られてくる使用済み段ボール箱を利 用して品物等を発送している(段ボール箱は再利用シールを貼って発送)。
 
  • 取組の効果
     
1.パレットの購入費用の削減、運送会社のパレット処分の手間削減にもなり、当社以外の環境活動にも貢献 している。
2.段ボール箱購入費用の削減、再利用品でも客先よりクレームになった事は無く、当社のSDGs活動のアピ ールとしても有効である(段ボール再利用については自社HPにも掲載)。

お問い合わせ先

小田原箱根商工会議所 経営支援部 経営支援一課

TEL:0465-23-1811 / FAX:0465-22-0877

e-mail:sodan@odawara-cci.or.jp

(電話受付時間:9:00~17:00 ※土日祝日は除く)
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